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次世代郊外まちづくり
基本構想
ー東急田園都市線沿線モデル地区におけるまちづくりビジョンー
横浜市と東急は、2012年4月に締結した「次世代郊外まちづくり」の推進に関する協定に基づき、産・学・官・民が連携してまちづくりに取り組んでいくためのビジョンの提示を目的に、住民参加型のワークショップや各検討部会の開催などを通じて、様々な取組み・検討を重ねました。
それらの取組み、検討成果を取りまとめた「次世代郊外まちづくり基本構想2013 ―東急田園都市線沿線モデル地区におけるまちづくりビジョン-」を策定し、2013年6月19日に発表致しました。
概要
1、目的
「次世代郊外まちづくり基本構想 ―東急田園都市線沿線モデル地区におけるまちづくりビジョン-」(以下、「基本構想」という)は、横浜市と東急電鉄による研究会や、次世代郊外まちづくりワークショップ(以下、「まちづくりワークショップ」という)を中心としたモデル地区での様々な取組み、そして各暮らしのインフラ検討部会での検討成果を、横浜市と東急電鉄が主体となって取りまとめたものです。「たまプラーザ駅北側地区」をモデルに横浜市内の東急田園都市線沿線の郊外住宅地において、「産・学・官・民」が連携して、良好な住宅地とコミュニティの持続・再生を目指すまちづくりに取り組んでいくためのビジョンとして提示することを目的としています。
2、基本理念
・人、暮らし、コミュニティを最重要視した「既存のまち」の持続と再生
・まちづくりの施策、事業の推進を通じた人口減少社会、高齢社会における諸分野の課題解決
・建物や都市機能の更新、再生と、郊外住宅地を持続させていくための「仕組みづくり」の双方を一体化したまちづくり
・「産・官・学・民」の連携、協働による実践
3、対象・期間及び役割
(1)対象・期間
「基本構想」は、「たまプラーザ駅北側地区」をモデルに、ワークショップを中心とした様々な取組みや各検討部会での検討成果などを踏まえ、まちづくりに取り組んでいくためのビジョンとして取りまとめたものです。今後、モデル地区における取組みを踏まえて、東急田園都市線沿線の他の地域にも展開していきます。また、まちづくりにはゴールはありません。「次世代郊外まちづくり」も期限を決めて行うものではなく、長い時間をかけて継続的に取り組んでいくべきものであることから、「基本構想」の期限については具体的な有効期限は定めず、これまでの討議や検討成果などを2013年度版として取りまとめました。
(2)役割
この「基本構想」は、東急田園都市線沿線モデル地区におけるまちづくりビジョンとして、まちづくりに取り組むにあたっての基本方針や郊外住宅地の持続・再生に必要な取組み事項などが明記されています。今後、地域の方々やNPOなどの市民活動団体、民間企業など、まちづくりの様々な主体と基本構想を共有し、連携して取り組んでいくとともに、「成長する構想」として位置づけ、東急田園都市線の他の地域にも取組みを広げていきながら、その成果や課題などを基本構想に反映させ、見直していきます。
次世代郊外まちづくり基本構想
WISE CITY-目指すまちの将来像
既存のまちが創りかえられ、良好な住環境とコミュニティの持続と再生が実現した郊外住宅地の将来像を、「WISE CITY(ワイズシティ)」と名付け、「次世代郊外まちづくり」が目指すまちの将来像として掲げていきます。
※「WISE CITY」とは、< Wellness・Walkable&Working >< Intelligence&ICT >< Smart・Sustainable&Safety >< Ecology・Energy・Economy>の頭文字を取った造語
「次世代郊外まちづくり」への取組みの姿勢概要
「次世代郊外まちづくり」を進めていく上での取組みの姿勢です。今後、これらの取組みの姿勢のもと、様々な活動やプロジェクトに取り組んでいきます。
1、多世代がお互いに助け合うまち(コミュニティ)
2、多様性の実現
3、地域住民・行政・民間事業者 新しい連携と役割分担の姿
4、分野横断の一体的解決と規制の見直し
5、コミュニティ・リビング・モデル
※「コミュニティ・リビング・モデル」とは
郊外住宅地の一定のエリア、歩いて暮らせる生活圏のなかで、暮らしの基盤となる住まいと、住民の交流、医療、介護、保育や子育て支援、教育、環境、エネルギー、交通・移動、防災、就労といったさまざまなまちの機能を、密接に結合させていく考え方です。
次世代郊外まちづくり基本構想 ダウンロード
既存のまちが創りかえられ、良好な住環境とコミュニティの持続と再生が実現した郊外住宅地の将来像を、「WISE CITY(ワイズシティ)」と名付け、「次世代郊外まちづくり」が目指すまちの将来像として掲げていきます。