イベントレポート
2015.04.27(月)
おうちカフェにようこそー3月の美しが丘カフェの活動ー
美しが丘の閑静な住宅地の中、公園のお隣にある素敵なお宅でのこと。
次世代郊外まちづくりのモデル地区であることを知り、終の住処に・・・と美しが丘を選んだ方が、一人で過ごす老後をどうしたら地域の人と一緒に楽しく過ごせるのだろうと考えた結果、プライベート用とお客様用の2つの玄関を設け、靴のままで過ごすことができるお茶飲みスペースを自宅の一部につくりました。
—でもどうやって地域に開いていけばよい?
そこで美しが丘カフェの関哉子さんは、取り組みへのアドバイスや心構えを共有できるきっかけになればと、自宅を地域に開放して40年以上の経験をお持ちの方や、まちづくりに長年関わって来た方、今まちづくりに関わっている方などを招き、お試しでお茶会を開いてみることを提案。3月23日(月)に「おうちカフェ」として開催しました。
参加者の多くは長年この地域に暮らす方々。 そして同じく「居場所」をつくることで、たまプラーザが「ふるさと」になるようにと考え長年活動をしています。だからこそみなさんの助言は示唆に富んでいて、「同じ場所・同じ人がそこにいる」ことの安心感は「居場所」を必要とする人にとって大切なこと。たとえ誰も来ない日があったとしても、続けていくことが大切だと教えてくれました。
かといって無理は禁物。
迎える人が今の自分を変えること無くありのままでいることが、その場を訪ねる人にとっても窮屈にならず良い。
だからこそ「コーヒーや紅茶はセルフサービスが原則よ!」と参加者のみなさん。
自宅の一部を開放し地域の人と共に過ごすことで、この土地を終の住処として心地よく暮らすという選択肢は、新たな美しが丘のライフスタイルになるのかもしれないと感じさせる「おうちカフェ」となりました。
取材・レポート=たまロコ 遠藤聖子