イベントレポート
2016.09.28(水)
「第9回子ども・子育てタウンミーティング」を開催しました
夏の暑さが続く8月1日、たまプラーザ地域ケアプラザにて「第9回子ども・子育てタウンミーティング」が開催されました。この日は、地域の自治会の方や商店街の方など、新たなメンバーにもご参加いただき、いつも以上に賑やかな会となりました。
タウンミーティングの位置付け
第1回から数えても約3年の月日が経ち、新しい参加者も増えているということで、まず改めて、次世代郊外まちづくりの概要と子ども・子育てタウンミーティングが始まった経緯などについて、東急電鉄の岡本洋子さんから説明がありました。
次世代郊外まちづくりでは毎年、リーディングプロジェクトを設定し、その実現に向けて活動を行っています。子ども・子育てタウンミーティングはその中のひとつ「まちぐるみの保育・子育てネットワークづくり」を実現するため、地域の保育・子育て関係者に呼びかけて開催されているものです。保育・子育て関係者同士の「顔の見える場づくり」に主軸を置いたミーティングとなっています。
「横浜子育てサポートシステム」の紹介
つづいて、フリーディスカッション。話題提供として、今回初めてご参加くださった、青葉区の子育てパートナーに指定されているNPO法人パレットの山田さんから「子育てパートナー」と、前回みなさんが強い関心を抱いていた「横浜子育てサポートシステム」について、ご説明をいただきました。
2016年1月26日に始まった「子育てパートナー」事業は、主に小学生以上の子どもたちを対象にした子育ての支援システムです。何か困っていることがあれば気軽に相談したり、適切な支援機関と繋いでもらうことができます。横浜市では以前から幼稚園と保育園に特化した「保育コンシェルジュ」というシステムがありましたが、今回はさらに門扉を広げ、子育てに悩む多くのお父さんお母さん、また関係機関の繋がりをつくろうというものです。
興味はあっても具体的な制度の内容までは把握できていなかった方が多く、「子育てパートナーが諸機関との連携をとることは可能なのか」「何歳からが対象なのか」「サポートシステムは障がいのある子どもも利用できるのか」など、さまざまな質問が飛び交いました。また、実際に子育てサポートシステムの提供会員をされていらっしゃる方から、仕事の内容について、体験を交えて詳しいお話を聞くことができました。
最後まで盛り上がりを見せたタウンミーティング
多くの人が質問や意見を出し合い、後半になればなるほど、会場は盛り上がりを見せました。最後にひとりひとり感想を言っていただくと、みなさんの思いが溢れ、時間ギリギリまでお話が続きました。
いつもひとつの輪になって参加者全員で話すのですが、この日は参加人数も多く、話し足りなかった方もいたようで「いくつかに分かれてもよかったのでは」と言った声が聞かれました。また、前回のミーティングが終わったあと、立ち話をしていて有益な情報交換ができたというお話もあり「じつは終わったあとのそういう時間こそ大切なのではないか。今後は終わったあとに少し会場で雑談ができるぐらいの時間のゆとりがほしい」といった要望も出されました。
横にも縦にも、さらに広がりを見せた今回の子ども・子育てタウンミーティング。今後どのような展開を見せるのか、改めて期待に胸を膨らませた1日となりました。
参加者の感想
Mさん
初めて参加させてもらいました。わからない部分も多かったけれど、子育てに関する事業はいろいろあるんだなと思いました。たまプラーザで仕事をやっていて思うのは、たまプラーザに住もうと考えている方々にそういった情報が届いていないということです。私たちは商店街で子どもたちと関わることも多いし、新しい住民の方の窓口でもありますので、仕事の中で今日のような情報が活かせるのではないかと思いました。
Kさん
40年たまプラーザに住んでいて、なみなみならぬたまプラーザ愛を持っています。まちづくりを考えたときに、子どもはやっぱり宝だと思うんですね。子どもがこの土地を離れてしまって、まったく愛着がなければまちは育たないわけですし、そういう意味ではまちづくりの中では子育てっていうのはすごく大きな部分だと思っています。たまプラーザは、対外的にはきれいだとかきらびやかなイメージがあるんですが、もっと住んでいる方の思いを引き出して、つくられたまちではなく、本当にいい意味でのまちづくりを目指していけたらいいですね。