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イベントレポート

2014.07.15(火)

「家庭の省エネプロジェクト2014」開始に伴い、シンポジウムとPRイベント(後編)

「地域ぐるみで楽しくエコを考えよう〜次世代郊外まちづくり『家庭の省エネプロジェクト2014』シンポジウム〜」を開催しました

6月14日午後には、たまプラーザ テラス・プラーザホールにて「地域ぐるみで楽しくエコを考えよう〜次世代郊外まちづくり『家庭の省エネプロジェクト2014』シンポジウム〜」が開催されました。これは、昨年度の取組成果や約500世帯にご協力いただいた参加者アンケートの結果を発表するとともに、落語家の三遊亭京楽師匠の環境落語などを通して、省エネや地域ぐるみのエコ活動について楽しく考える機会にしようと企画されたものです。

落語で笑って、楽しく環境や省エネを考える

この日は落語が披露されるということで、会場には金屏風や高座が用意されました。また、パネラーの名札が筆文字で書かれていたり、めくりが用意されていたりと、まるで寄席にきたような演出がされていて、お客さまを開演前から楽しませていました。

初めに、横浜市環境未来都市推進担当理事の信時正人さんから「この地域は意識の高い方々が多く、環境未来都市の重点地区でもあります。今回の省エネプロジェクトは地域通貨もついているということで、取組みやすい内容なのではないかと思いますので、ぜひ、横浜市をリードするような成果を期待しています」と、挨拶がありました。

続いて、三遊亭京楽師匠による環境落語が始まりました。

三遊亭京楽師匠は横浜市のご出身で、古典落語だけでなく、環境落語、防災落語、福祉落語など、新作にも意欲的に取り組み、海外でも独演会を開いておられます。

じつはシンポジウム開催にあたり、環境落語の噂を聞きつけた東急電鉄 企画開発部統括部長の東浦亮典さんが、落語会に出向き、直談判したことで出演が決まったのだそうです。環境落語とは一体どんな落語なのだろうと、期待に胸が膨らみます。

この日の演目は「カラスのグリーン」でした。少年が、緑色の子ガラスとの出会いを通じて、環境に対する意識を育てていきます。そして、本当に大切なものは何かということに、大人も子どもも気づかされていくというお話でした。

環境の情報や課題が、愉快なお話の中に散りばめられていて、楽しみながら、環境について知り、考えることができました。クライマックスでは師匠と一緒に歌を歌う場面があり、観客もすっかりお話に引き込まれ、あっという間に時間が経ってしまいました。

 

環境未来都市・横浜の先進的な取組みの紹介

10分ほどの休憩を挟んで、横浜市環境未来都市推進担当部長の吉野議章さんより、環境未来都市の取組みについてお話がありました。2020年度に基準年度比16%のCO2排出量削減を目指している横浜市では、HEMSを導入した約2,500世帯の参加を得て、日本最大規模の省エネ行動実証実験を行う「横浜スマートシティプロジェクト」、電気自動車のカーシェアリング「チョイモビ」や、環境負荷が少なく、快適で安全な生活を目指す「スマートな住まい・住まい方プロジェクト」など、すでにたくさんの取組みを行っています。

京楽師匠からは「横浜市はいろいろな取組みをしてらっしゃるんですね。住宅の省エネ化が健康にも繋がるという話にとても驚きました」とコメントをいただきました。「住宅の省エネ化とかけまして、徒然草と解きます。その心は“ケンコウ”が付き物でしょう」と謎掛けで締めると会場からは再び笑いと拍手が起こりました。

参加者のアンケートから、地域の環境意識の高さがわかる

続いて、東急電鉄 次世代郊外まちづくり担当課長の市川岳志さんより、2013年度の家庭の省エネプロジェクト成果報告がありました。昨年度、プロジェクトにお申込みいただいたのは1,211世帯で、モデル地区内の参加率は5.7%になります。数字で見ると少なく感じるかもしれませんが、じつは国内の類似した活動と比較すると、ものすごく高い参加率なのだそうです。さらに、プロジェクトを通じて、約65.8tのCO2排出量削減を達成しました。これも、電力・ガス会社の平均を上回る省エネ率だそうです。

プロジェクト終了後に行ったアンケートからは、省エネ意識の高さや地域通貨の使い道まで、さまざまな項目が解説されました。プロジェクトをきっかけに省エネをより意識するようになった家庭や、気軽に始められる設備導入としてLED電球に変更したという家庭がたくさんありました。

なかにはソーラーパネルや蓄電池などの本格的な省エネ設備を導入した方もいたようです。「もともと意識が高い地域でしたが、プロジェクトを通してさらに意識が高くなりました」と市川さん。

京楽師匠からは再び「家庭のエコと掛けまして、きのこと解きます。その心は“ホウシ”の心でどんどん広がっていくでしょう」という謎掛けが披露されました。

質疑応答では、司会を務めていただいたFM salusのパーソナリティ、小林佳果さんから吉野さんに「私たち市民レベルでできることには、どんなことがありますか?」と質問がありました。「省エネ家電への買い替えやゴミの発生を抑えること、なるべく公共交通機関を使うことなどさまざまなことができます。ただ減らすだけではなく、どう過ごすかを考えるのも大切です。たとえば暑い日にこまめな水分補給を心がけることも、温暖化対策のひとつなんです」と、すぐにでも始められそうなことがたくさん紹介されました。

“クールシェア”を提案するプレゼント抽選会

最後は、プレゼントの抽選会です。夏の暑い時間にみんなで集まって涼しい場所で過ごそうという“クールシェア”の提案として、ミュージカルのペアチケットが用意されました。京楽師匠とのじゃんけん大会は、大人から子どもまで参加して、一喜一憂の大盛り上がりとなりました。

東急電鉄 都市戦略事業部副事業部長の大石次則さんより「省エネは義務的にやるものではなく、楽しんで、地域一体になってやっていくものだと思います。このプロジェクトもそういう取組みになっていったらいいなと思っています」と挨拶がありました。

シンポジウムというと堅苦しいイメージがありますが、落語や抽選会など、楽しい企画が用意されていたおかげで、最初から最後まで飽きることなく環境について学ぶことができました。省エネに対する意識向上と、プロジェクトへの参加を呼びかける、楽しく有意義なシンポジウムでした。

シンポジウム参加者の感想

Y.Tさん(60代・女性)
省エネにももちろん興味がありますが、もともとは次世代郊外まちづくりに興味があって参加しました。プレゼントも当たりましたし、とても楽しかったです。

R.Sさん(10代・男性)
学校で電気のことを学んでいて、レポートの参考のために伺わせていただきました。家庭の省エネプロジェクトのことは初めて知りましたが、家に帰って家族に話をしてみようと思います。個人的にはエコ診断のやり方にすごく興味をもちました。

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