イベントレポート

2016.04.27(水)

「第7回たまプラーザ桜まつり」に出展しました

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雨がやみ、過ごしやすい気候となった4月2・3日「第7回たまプラーザ桜まつり」が開催されました。今年はぴったり合わせたように桜が満開。お天気が持ち直したこともあって、かなりの人出で賑わう2日間となりました。

缶バッチ無料作成コーナーは今年も大人気

次世代郊外まちづくりの出展ももうお馴染みです。ブースには当たり前のように、住民のみなさんが声をかけに立ち寄ってくださいました。今年は、恒例の缶バッチ作成コーナー、パネル展示や関係団体のチラシの配布のほか、「こんなまちになったらいいな」と思うことを書いてもらう「ウィッシュツリー」が実施されました。

缶バッチづくりは、今年も子どもたちに大人気です。全16種類の絵柄の中から好きなものを選び、缶バッチメーカーを使って作ります。列はほとんど途切れることなく、次から次へと子どもたちがやってきました。作成行程でいったん、機械にセットしたはずのイラストが消えてしまうため、驚いた顔をしている子どももいました。

また、今年は吹き出しマークに「缶バッチつくりました」と書かれたボードが用意されていて、それを手にもって記念写真の撮影ができるようになっていました。かわいくポーズを決める女の子や、吹き出しマークを口にあてて、本当に喋っているみたいに見せる男の子など、ボードの使い方にも個性があって盛り上がり、いっときは写真撮影会のようになっていました。

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次世代郊外まちづくりの歩みを振り返る

チラシコーナーも年を追うごとに充実しています。こちらも恒例となった「たまプラ油田プロジェクト」の廃油回収コーナーも設けられており、住民創発プロジェクトの中から、たくさんのプロジェクトが自走を始め、奮闘していることが伺えました。

パネル展示では、次世代郊外まちづくりのキックオフから昨年度までの活動を写真を通じて振り返りました。次世代郊外まちづくりを進めていくうえでの指針ともなった全5回の「まちづくりワークショップ」、まちづくりのさまざまな事例を学んだ「たまプラ大学」、3丁目カフェで開催された学びの講座「次世代郊外まちづくりラーニングカフェ」、美しが丘中学校と連携して子どもたちにまちの未来を考えてもらった「地域連携プログラム」など、ひとつひとつ順を辿って見ていくと、本当にいろいろなことをやってきたのだなと、懐かしくその当時を思い出しました。また、このようなプロセスで多くの人との繋がりが育まれた現在があるのだと、改めて実感しました。

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住民の想いが集まったウィッシュツリー

「こんなまちになったらいいな」と思うことを、りんご型のふせんに記入してもらい、木のイラストが描かれた大きなパネルに貼り付けていってもらうウィッシュツリーを設けました。子どもが缶バッチを作るのを待っている間に、保護者の方が書き込んだり、子供が自ら書いている姿もありました。最終的には木のイラストがりんご(ウィッシュ=願い)でびっしり埋まり、本当に実を結んだように見える賑やかなパネルになりました。

なかでも多かったのは「安心して子育てができるまち」「公園が多く、子どもと楽しく過ごせるまち」など子育てや子どもに関することです。桜まつり自体も家族連れや若者の参加が多く、高齢化が懸念される一方で、子育て世代がたくさんいるのだということを実感しました。また「図書館があったらいいな」という具体的なリクエストも書かれていました。

「ポイ捨てをしないまちにしたい」「いつでもきれいでステキな町」「木や花がたくさんあるまち」「緑があふれるまち」など環境や美化に関することも多く書かれていました。たまプラーザはきれいで整った街並が印象的ですが、こういった住民の方々の意識が、この街並を作っているのだなと感じました。

また、桜まつりにちなんで「桜がいつまでも美しいまち」といった桜に関するものや「いろいろな世代が交流できるバリアフリーなまち」と多世代共生を願ったものなどもありました。「このままいい街であってほしい」という、現状にも充分満足しているというコメントもありました。

子どもたちが書いてくれたものの中には。「ゲームいっぱいあったらいいな」「いつもきれいなけしきをみたい」という、子どもらしいコメントが並び、とても微笑ましかったです。小さなお子さんは、ご両親が書いたものを、パネルの好きなところに貼り付けるのを楽しんだりもしていました。

住民のみなさんがまちにどのような関心をもち、どのような未来を願っているのかが、ウィッシュツリーには体現されていました。また、りんごの実がいっぱいになったパネルは遠くからでも目を引くため、多くの来場者が関心を寄せていました。

今年度、次世代郊外まちづくりはいよいよ5年目に突入です。これまでの取り組みがどのように実を結んでいくのかが楽しみになるとともに、住民のみなさんの想いを受け止め、しっかりとスタートを切れたと感じられた2日間でした。

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