• HOME
  • >
  • イベントレポート
  • >
  • 元石川高校「アントレプレナーシップ」授業で高校生が「まちづくり」について考えました

イベントレポート

2021.08.02(月)

元石川高校「アントレプレナーシップ」授業で高校生が「まちづくり」について考えました

神奈川県立元石川高校では、2年生の選択教科の一つとして「アントレプレナーシップ(以下、アントレ)」を開講しています。「アントレ」は、これからの社会をたくましく生きる力を醸成することを目的とした同校独自の授業。教員だけでなく企業、大学、地域とも連携しながら、年間を通して様々な実践課題に取り組んでいます。年々受講を希望する生徒が増え、今年は希望者で1クラスが出来た程の人気の授業となっています。

次世代郊外まちづくりでは、2018年度からこのアントレ授業に参加。昨年に続いて今年も「どうすればまちづくりの情報を『次世代郊外まちづくり通信』で高校生に届けられるか」また「高校生がまちづくりに参加するには」という課題に取り組んでもらいました。

4月23日(金)の初回授業では、横浜市、東急の担当者から「次世代郊外まちづくり」の活動内容と課題の説明を行いました。生徒のみなさんは、8班に分かれ、過去に発行された通信や次世代郊外まちづくりの資料などを参考にしながら活発な意見交換を始めていました。

5月28日(金)に中間発表が開催され、各班で導いた課題設定や課題解決のための具体的な取り組みなどについてプレゼンテーションを実施。SNSを使った情報発信、高校生が参加したいと思わせるイベントの企画、紙面デザインの改定など、各班の個性が反映された様々なアイデアを聞くことが出来ました。

最終発表に向け、横浜市、東急、『次世代郊外まちづくり通信』の紙面作成を行う石塚計画デザイン事務所の担当者から講評を行い、各班から提案された内容や発表方法の改善点などについてアドバイスを送りました。

そして迎えた最終発表会では6月23日(水)、25日(金)の2日間、1チーム7分という限られた時間のなか、各班とも中間発表から大幅にブラッシュアップした提案発表がありました。

例えば高校生のリアルな日常を再現する劇を取り入れた発表を行った班、課題解決のための具体提案の裏付けとしてSNSを使ったアンケートを実施した班や実際に『次世代郊外まちづくり通信』が置かれた駅などを調査する班、また高校生というターゲットを更に掘り下げたペルソナマーケティングを取り入れた班もあり、それぞれ特徴のある解決策を導き出してくれました。また、多くの班が『次世代郊外まちづくり通信』の紙面デザイン・内容・改善点を盛り込んだ試作品を作成し、その完成度の高さに我々担当者も感心するばかりでした。

今回のアントレ授業を通じて、高校生はもちろん、より多くの方に次世代郊外まちづくりの活動に関心を持っていただくためにはどうしたらいいかを改めて考えることが出来ました。

ご提案いただいた内容は今後の『次世代郊外まちづくり通信』の作成や活動を行う際に参考にさせていただきたいと考えています。

イベントレポート一覧に戻る

メニューを閉じる